「見えてるリアルの大きさ」DMB#11
Dhingana Mail バックナンバーシリーズ (DMB)
2012.12.16 Dhingana Mail #11
「この人話してて面白い!」
みなさんはどういう基準でこの「面白い」という判断をしていますか?
語尾に毎回「そんな不安をかき消すためにこのゼリーを塗るのよ」 という俺のねずみ講ババアみたいな人はもちろん殿堂入りレベルですが、
自分は「見えてるリアルの大きさ」が関係してるのかなと思います。
この発言は福本さんの漫画「天」での名言。
主人公天が麻雀で超ハイレベルの牌の読み合いの上で強敵を負かし、そいつが放った一言、 「こいつは見えてるリアルが俺より大きいんだ…」
例えば一つのアイデアについての言葉の出し合いで、 「こいつの言ってる事は俺が同じ俺が見てる世界より広い。」とか 「同じ世界の広さだけどついてる色が俺よりカラフルだ。」 とか思った時に、面白い!と自分は判断します。
最近見たブログに凄いキレイな表現があったので引用しておきます。 http://d.hatena.ne.jp/Yashio/20121118/1353254690
"ぼくには貧しくのっぺりして抽象的にしか見えない森に、もっといろんな要素を見いだして、それらの相互関係の網が密に重なり合ったものを見て、豊かに世界を解釈している。"
いわゆる言動で人気がでている人は必ずと言っていいほど見えてるリアルが大きいです。
今やテレビで見ない日は無いと言っていい有吉とマツコデラックス。
この二人が多くの視聴者の支持を得ている理由は、見えてるリアルの大きさが創る世界の再創造。 マツコの女、男を超越した世界観が生む、男女二つの世界の境界線からの世界の風景。 有吉の電波少年終了後の絶望がとらえた世界の風景。
多くの人が見たことのない位置から見る世界の光景が生む、リアルの大きさ。 そしてそれによって創られる世界の面白さ。
自分も「ケツ毛をカットしようとしたらでんぐり返ししちゃった」経験を持つものとして見えるリアルをもとに、 話してて面白い!と思われるよう頑張ります!
==Dhingana Mail ==
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