「平成子役タレントのゆとり成長」DMB#14
Dhingana Mail バックナンバーシリーズ (DMB)
2013.1.6 Dhingana Mail #14
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最近、テレビを見ていてイラっとすることが増えてきました。
共感の拍手喝采だと思いますが、そうです。 鈴木福くんがうっとおしいです笑
鈴木福くん本人がうっとおしいというよりは、鈴木福くんというタレントを取り巻くシステムが、 子役タレント世界にも席巻している「ゆとり」により機能していないことに問題があり、 それ故に、一種の暴走に近い形、でもそれは決してエヴァで使う「暴走」のイメージ(カオスが創るワクワク感)ではなく、 飲み会で課長クラスのおっさんが「暴走」して、無駄な絡みが多くなり、ただただ「寒い」イメージの暴走、 これがィラっを創ってるのではないかと考えます。
「ゆとり」がまだ子役タレント世界に訪れる前、その子達をとりまくシステムはもっとちゃんと稼働していました。
先述した悪い「暴走」を見ることは滅多になく、必ずMCまたは他の「ゆとり教育を受けていない」タレントさんが、 暴走に合わせるエネルギー(困惑という名のざわざわ感)に対し、的確な言葉をカウンターのように繰り出し、 そのエネルギーを見事、+軸の方向をへ逃がすことが出来ていました。
例がえげつないんで、出すのに少し抵抗があるが、 7年間ぐらいの特番で、小学生だったモー娘。の辻ちゃんが何か「暴走」に近いコメントを発しました。
その発言をガン無視して、爆笑問題の太田が、「というか辻ちゃん、初潮はまだ?」 ・・・エネルギーを全部かき集めた大爆発。 漫画ARMSでジャバウォックが核を吸収し反物質をつくった時の画が一瞬で再現されました。
このレベルの対処を行っていた時代に対し、今の現状は本当に悲しい。
とある情報番組で子役タレント3人ぐらいが、「鈴木福くんのゴリラの真似をみたい」 と言い始めて、それで下手すぎもなく上手くもないゴリラのマネをして、他の子役は爆笑。 他の大人のタレントは「上手いね~」とか「面白~い」とかのコメントを置き、 誰が「暴走」とめんのかなーと思っていたらまさかのそのままCM!
・・・ええっ!
この状況が続くと、本当に大変な世代になる。
大人が止めなきゃいけないんじゃないのか。
極端ですが、このまま行くと、天才テレビくんレベルの番組が年末のキー局で放送されかねない。
恐ろしい、子供の判断軸に委ねた番組がゴールデンで放送し始めたら、本当に築きあげてきた文明の崩壊が起こる。
今年はなんとか放送作家としての収入を1円でもあげることを目的としているので、
番組の企画書を書きまくりますが、子役が出る番組の最後にはMCからの「初潮はまだ?」を台本に入れたいと思います。
そんな2013年。よろしくお願いいたします。
==Dhingana Mail ==
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