「「不完全燃焼思考」が生む憂鬱」 DMB#09
Dhingana Mail バックナンバーシリーズ (DMB)
2012.12.02 Dhingana Mail #09
「ひま。」
これが21歳、大学3年生の夏休みの最初に発した一言でした。
19歳、大学1年生の頃は自分で言うのもなんですが、いわゆる「意識の高い」学生の一人でした。
時間が許す限りに手を広げ、興味を持ったプロジェクトに関わりまくり、現在真っ白なGoogleカレンダーがカラフルに色づけされてました。
今年の夏、立ち上げたプロジェクトが、自分の能力不足で解散に陥ってしまいました。
「よし!暇を謳歌してみよう!」という気持ちもあり、積極的に暇を求める期間に突入しました。 それを境に、「憂鬱」「モヤモヤ」「空虚」、といった五月病をこじらせたような状態がずっと続いています。
何をしても気分が晴れない。何をしても誰と話しても全く去ることのないモヤモヤ感。
これは「不完全燃焼思考」が原因だと結論付けました。
今年の夏までの自分は、1日で、NPOのイベントをまとめる、HPを完成させる、新しい企画書を書く、コラムを更新する、講演の準備をする、 のような自分の外、外部のマルチタスクに対応するための一定の頭の回転の回数が形成されていきました。
中学時代に「どうやってHな本をみるか⇒近所のオタクのおじちゃんの家にある「みこすり半劇場」を定期的に読む」
のようなバカ結論が出る「半年に2回転ぐらい」のスペックからは飛躍的に進化しました。 その外部のための回転数が、予定が消えたことにより、全て「自分を考える」内部のための回転になりました。
最初はそのスペックでの自分に対しての考えを楽しんでいました。
ダサい言い方をすると「自分探し」みたいなもので、1日旅行に行けばもう大体わかる笑
自分に対してそこまで考えることもないので、それがしばらく経つと回転数が100とするなら常に80がストップしている状態。 その80が機能しないことにより生まれる憂鬱。
不完全燃焼が生む、憂鬱。
例えば、この夏自分はハワイに旅行に行ってました。
約一週間の旅行だったんですが、 仮に脳の回転量を100とするならハワイの「感動、海、買い物、飯、遊び」などなどを総動員しても3とかそこら辺。 残りは自分に使うけど、それでも残る97。 本当に7日の間、ビーチでゴロゴロして、この状況に終わりはくるのか・・・の繰り返し
顔がよければ「終わりなき夏の誘惑に人は彷徨う、恋は陽炎」なんて過ごし方ができたのかもしれませんが、 オリンピックでも結果が出たように、織田信成顏は世界共通のブス認識。
熱燗を飲み始めたのもこの時期からなんですが、完全に回転をストップさせるための逃げ。 夕方4時ぐらいにはもう熱燗飲み始めて「くぅ~!」とか言ってました。 「くぅ~!」がでるのは回転が1になった証。
酔ってる間は思考の回転自体が止まってるのでNO憂鬱。
最近、少しづつ外部に対しての回転を使う場所が増えてきて(このメルマガなんかもそうなんですが)、 だいぶ回転数が燃焼されてきて憂鬱が解消され始めました。 このラジオをやらせていただいていることには切実に感謝しています。
このメルマガを登録してくれている人の中でも憂鬱と付き合ってる人っていると思うんですが、 1回その発想で、自分の思考回転数分の自分以外の考え事を創る、ことを試して頂けたら幸いです。
長くなりましたが、「みこすり半劇場」を読んでいた中学自体の暴露は結構はずかちいよ! という文末で締めくくらせていただきたいと思います。
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